小児科看護師の活躍の場はどこ?

子どもと保護者を支える小児科看護師になりたい!

活躍の場

活躍の場

小児科看護師の職場は病院やクリニックが一般的ですが、最近は保育園など病院以外の場所でも求められています。

小児専門病院

小児看護を極めたい人におすすめなのが、小児専門病院です。小児専門病院は、小児科を専門とし病床数100以上の医療施設のことで小児総合医療施設とも呼ばれています。
小児専門施設には出生から4週間以内の新生児が入る集中治療室「NICU」や回復期の新生児のケアを行う「GCU」、0歳~15歳の子どもが入る集中治療室「PICU」などが設置されています。小児医療に関心があるスタッフが集まって高度な小児医療を行っているため、学び得ることがたくさんあります。しかし、小児専門病院は数が少なく全国にわずかしかありません。通勤圏内に小児専門病院があるかどうか、忘れずに確認しましょう。

総合病院

病床数100以上と規模が大きく、複数の診療科がある病院のことを総合病院と言います。小児科は他の診療科に比べて人気が高いため、希望したからといって必ず小児科に配属されるとは限りません。どうしても小児科で働きたいなら、面接でその気持ちを強くアピールしましょう。もし、すでに総合病院で働いているなら「小児科で働きたい」と意思表示をした上で、欠員が出るのを待つしかありません。

小児科クリニック

小児科を専門とした病床数20万未満の施設のことです。入院設備がないところが多く、「日勤のみ」「夜勤なし」と勤務時間もある程度決まっているためワークライフバランスを取りたい人におすすめです。
ただし、ほとんどの小児科クリニックは医師が1人で開業しているため、勤務している看護師の人数は必要最低限、と少なめです。常に求人を募集しているとは限らないため、小児クリニックを希望する場合は求人情報を頻繁にチェックし募集があるかどうか確認することをおすすめします。

保育園

0歳~5歳までの乳幼児を保育する施設のことです。保育園は元気な子どもが通ってくるところなので、看護師が働くのは不思議な感じがするかもしれません。事実、2000年の全国調査によると、保育園看護師を配置しているのは全体のわずか17.7%でした。しかし、現在は看護師を配置する保育園が増えてきています。特に2008年に厚生労働省が認可私立保育園に看護職配置を促す通知を行って以降、顕著に増えてきています。今後も保育園看護師の求人は増えていくことが予想されます。
しかし、保育園は病院のように医療設備が完備されているわけではありません。子どものケガや体調の管理などが主な仕事となるため、医療処置のスキルが現状維持もしくは低下してしまう可能性があります。

小児科看護師を目指すなら