子どもに対して
優しさだけでなく強い心や高い意識を必要とする小児科看護師は患者さんとどのように接するのがベストなのでしょうか。子どもと接するときにおさえておきたいポイントについてまとめていきます。
同じ目線で会話をする
小児科は子どもにとってあまり楽しい場所ではないため、不安や緊張を抱えながらやってきます。そのような子どもに対して上から目線で接するとどうなるでしょうか。圧力をかけられていると感じて委縮してしまい、ますます緊張してしまうことでしょう。まずは子どもの目線に合わせて話しかけるようにしましょう。しゃがんだり隣に座ったりするとより効果的です。
子どもにとって第一印象は非常に重要です。第一印象が悪いと「病院は怖いもの」と認識してしまい、治療もスムーズに進みません。悪いイメージは与えないように注意しましょう。
子どもとの接し方に悩んだときは
子どもとの接し方に悩んでいる看護師にぜひおすすめしたいのが【子どもとつながる心理学 小児科ナースが実践しているズルいくらい子どもたちの心をつかむかかわり方】です。この書籍では小さな子どもだけでなく思春期の子どもにも応用できるポイントが書かれています。
- 子どもとつながる心理学 小児科ナースが実践しているズルいくらい子どもたちの心をつかむかかわり方
- 小児科看護師だけでなく子どもに関わるすべての人にとって為になる情報が書かれている書籍です。
子どもの気を引く
子どもが好きなキャラクターで気を引くのもひとつの方法です。常にキャラクターのぬいぐるみやおもちゃを持ち歩くのは大変ですが、普段使っている文房具なら取り入れるのも容易いでしょう。動物がモチーフのボールペンやキャラクターのメモ帳などをひとつ用意しておけば、すぐに雰囲気を変えられます。
しかし、自身に子どもがいなければどのキャラクターを選べばいいのか分からないかもしれません。そこで参考になるのが、子どもの好きなキャラクターについてリサーチしたこちらの記事です。
- お子さまの好きなキャラクターは?
- 男女別、年齢別に好きなキャラクターについてアンケートを取り、その結果を一覧で表示しています。
この記事の内容から0歳~3歳の小さな子どもには「アンパンマン」が、幼児には「アイドル系」や「戦隊ヒーロー系」が人気があることが分かりました。すべての年代に共通するキャラクターはないためどれを選べばいいのか迷ってしまうかもしれませんが、年齢が小さければ小さいほど会話での意思の疎通が難しくなります。まずは小さな子どもに人気があるアンパンマンやしまじろうのグッズから取り入れてみてはどうでしょうか。